数式の不思議(1)

この世界は全てが数式で表せる

この世界では、全ての事象が物理法則に従っている

物理法則は「リンゴが木から落ちること」と「月が地球の周りを回っていること」でさえも繋げてしまう、この世界の法である。

その物理法則は、数式で表される。

数学というのはもともと人間にとって都合がいいように勝手に人間が作ったものだと思われていた。

物が複数個あるときにそれをどう表現するかに困って「数」という概念を作り出し、平等に物々交換をするために「差」「等しい」という概念を作り出したところから始まった。

その後人間は計算というものを作り出し、それから数学は発展し、「ゼロ」「マイナス」「無限」「虚数」という概念まで作り出した。

人間が勝手に作った、いわば人間の道具で、この世界が記述できるというのはうまくできすぎていないだろうか。

この世界の設計者(=シミュレーションをしている上位の存在)によって、数学の概念はこの世界に最初から存在しており、人間は最初からそれに従ってきただけなのではないだろうか。

超大統一理論

この世界には、4つの基本的な力が存在しているとされる。

  • 重力:誰もが知っている、万有引力。
  • 電磁気力:電気、磁石、光などに関係する力。
  • 強い力:陽子や中性子をくっつける力。
  • 弱い力:中性子が陽子になるときに起こる力。

重力や電磁気力は知っていると思うが、「強い力」「弱い力」は聞き馴染みのない言葉かもしれない。

ここでは力の説明はしないので、気になる人は各自で調べてみて欲しい。

これらを1つの力として扱えるような、これらの力をまとめられるような数式を見つけ出そうというのが「超大統一理論」だ。

昔は電気力と磁力は別々のものだと考えられていた。

しかし回路に電流が流れると磁力の向きが変化するという発見や、電磁石の発見により、電気と磁気には関係があることがわかった。

そして突き詰めていくと、電気力と磁力は1つの式で表される、要するに「同じもの」だということが証明された。

さらに、電磁気力と弱い力を統一した「電弱統一理論」が発表され、現在では4つの力のうち2つが統一されている。

4つの力を統一する理論「超大統一理論」が完成したとき、この世界の事象は全て1つの数式で表されることになり、世界の設計者が設計に使った数式が明らかになるかもしれないのだ。

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数学の神秘 前回の記事でも言ったように、数学は人間が勝手に作ったものであるにもかかわらず、あたかも元々存在していたレールの上を進ん...
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